ベッドや毛布を蹴散らしながら
毛玉のおもちゃでひとしきり遊び、急に飽きる。
背中に乗せても無反応。

…よし、写真を撮ろう。


一枚目→あっ、ピンぼけ。もう一枚。


二枚目→あっ、もういないΣ(´∀｀；)

思うようにいかない日々にさてなにを思えばよいのか。
日常を切り取り、残ったものをどう燃やすべきなのか。
どこにも灯がなければ自ら燃えるしか手はないのだけれど。
こういう時に"楽観的な自分"はなかなか姿を見せない。勝手なものだ。

アインシュタインが言ったという、この言葉が昔から好きだ。

この世界を、個人的な願望を実現する場とせず、
感嘆し、求め、観察する自由な存在としてそこに向かい合うとき、
われわれは芸術と科学の領域に入る。

対価としての金銭を得るためでもなく、名声を得るためでもない。
結果的に評価され富を得るようなことはあったとしても、
本質的には、驚き、もっと知りたいと感じ、
群れからはぐれることになっても自由を選び、思うままに、
それらを探求したり自分なりに表現したりすることが芸術や科学なのだと。

この言葉を思い出す時、
私が泳ぎたいのはそういう海なんだ、と再認識できる。

ずっと悩んだって仕方がない。

起きてしまったことは過去のこと。変えようがない。
それよりもこれからの時間を大切にしなければ。

なにをしていても時計はまわる。
哀しみに別れを告げなくては。ね。

我が名はしーたろ。
高貴なる姫君である。
手中に握る桜餅で触れた畳には、かように輝く花が生える。嘘じゃ。

さあ、膝下にかしずいて笑うがよい……。