新たなスタートの日まで、あと2日。

別れを告げる職場が、
例えどんなに酷いものであったにせよ
暫しこの身を留め、新たな経験を積んだ場所。

「最後の1週間、休みはやらずに使えるだけ使っておこう」
という、相変わらずな彼らのやりかたに
呆れる気持ちが無いわけではないけれど。

自分はこの仕事を懸命に、精一杯、必死に、働いた。
そして沢山の事を学んだ。
新たな仕事と共に、仕事先で出会った多くの人達。
色々とお世話になりました。

職場での不当な扱いに憤りを覚える事は何度もあったけれど、
怒りや負の念はこの境に捨て置いて、
むしろ笑顔で清々しく、去りたいと思う。

相手がどんな人間であれ、傍若無人な王様であれ、
自分は自分なりに正しくけじめをつける。
それが「自らに忠を尽くす」という事だ。

去った瞬間が、またスタートライン。
腹の底からの大きな声で「職場」に別れの挨拶をして。
気持ちの良いスタートを踏み出そうじゃないか。