ずっと悩んだって仕方がない。

起きてしまったことは過去のこと。変えようがない。
それよりもこれからの時間を大切にしなければ。

なにをしていても時計はまわる。
哀しみに別れを告げなくては。ね。

我が名はしーたろ。
高貴なる姫君である。
手中に握る桜餅で触れた畳には、かように輝く花が生える。嘘じゃ。

さあ、膝下にかしずいて笑うがよい……。

我が名はしーたろ。
この家のちょっと太めの主である。
頭には椎茸のかつら。手にはしゅうまい。
しゅうまいの中には、うすピンク色の桜餅をにぎりしめておる。

さあ、ひれ伏すがよい……。

【先代くーたろ】寒がりだったくーたろ。


寒い夜はいつもハロゲンヒーターという名の太陽を拝んでいました。




爆睡して口半開きで眼もどっか迷子中。


薪ストーブ風のヒーターは温風が出るところに近づき過ぎるので使えませんでした。


【若頭しーたろ】一方しーたろは…。



さ む く な い の か 。

自身の考えの裏付けとして、
お金でしか物の価値を計れないのは、なんとなく哀しい。

そこに価値を求めていない、生き方のまるで違う他人を拒絶し、
蔑んでまで自分の正しさを主張しなくても、
それぞれが思ったように生きればいいんじゃないかなあ。